house TK
城下町に住む
かつての城下町に位置する計画敷地はいささか大きすぎるほどゆとりのある広さを持っています。敷地を最大限活かした、おおらかな片流れ屋根の平屋建ての住まいを計画します。
現代雪国の長屋門
雪国地方都市では近年のドカ雪の懸念からカーポート需要が一層増えています。城下町だから景観に配慮するということ自体を目的にするのではなく、現代雪国に必要とされる機能(乗用車2台、除雪機、冬用タイヤ、その他庭作業等に必要な器具等を収納、玄関まで雨に濡れずアプローチできる屋根)を備えたハナレが結果として、現代雪国における長屋門のように出現しました。
視線を気にしない大開口
リビングの大開口の先にはハナレに囲まれた中庭があり、大開口の窓を躊躇せずに開け放つことができます。リビングから屋根付きのテラスを介してつながる中庭はこどもたちの遊び場となり、友達、親戚が集う憩いの場となります。
※共同設計:株式会社佐々木一級建築士事務所